ラグビー早慶戦2021/11/23

ラグビー 関東大学対抗戦2021

早稲田大学 × 慶應義塾大学

秩父宮ラグビー場のチケットは取れず、JSPORTSで見る。

解説:藤島大村上晃一 実況:矢野武

 

大正11年から続くラグビー早慶戦慶應ファンなら慶早戦)。今年で98回目。

戦績は早稲田70勝、慶應20勝、7つの引き分けがある。

 

晴れの特異日11月23日行われる早慶戦、過去7回しか雨が降っていないという。

 

レフェリーは梶原晃久さん。こちらに古い記事がある。

 

前半

0分:早稲田FB河瀬のキックでキックオフ。慶應は自陣でも蹴らずに回してくる。12フェイズまでいったところで慶應初めてのキック。受けるのは早稲田WTB槙、突っ込んで攻撃スタート。

3分:1stスクラム。早101.6-100.5㎏体重一人平均はさほど変わらず。

4~5分:早稲田スムーズな展開。CTB岡崎~FB河瀬、前に出るNO8佐藤、CTB長田キャプテンの抜け出し、PR小林の突破と好プレイの連続から6フェイズの連続攻撃、SH宮尾のパスを受けて佐藤のトライ。SO伊藤コンバージョン成功  早くも先制。早7-0慶

6~7分:自陣から岡崎~河瀬とつないで河瀬が長距離のRUN。いい走りで切り裂くも、スローフォワードで相手ボールスクラムに。「今の、仕留め切らないと」(藤島)

8分:慶應ボールスクラムから展開するも、慶應ペナルティ

9分:早稲田ラインアウト、ノットストレートで慶應ボールスクラムに。タッチ

11分:早稲田センター付近でラインアウトから展開するも、慶應山本ジャッカル

12分:慶應22mラインアウト。HO原田が2度素晴らしい突っ込みを見せる。早稲田PR小林の好タックル、ボールは早稲田に渡り、河瀬のタッチで逃げる

15分:慶應ノットリリースザボール→タッチ。慶應10m

17分:早稲田5フェイズ目、ギャップをついて河瀬のRUNから、FL相良トライ(今季初トライだそうな)。伊藤コンバージョン成功  早14-0慶

19分:早稲田のオーバーザトップで慶應ボール。タッチ

20分:慶應ラインアウトからモールで原田トライ。中楠コンバージョン失敗 早14-5慶

25分:早稲田ボールスクラムからテンポよくボールが出る。宮尾→槙がゲインして、宮尾→伊藤→岡崎→河瀬→松下と綺麗に展開してゴールに迫るもノックオン

(「鮮やかな、デザインされた攻撃」とNHK中継で豊原謙二郎アナは表現)

26分:ゴール前慶應ボールのスクラム。タッチで逃れる

28分:早稲田ラインアウトから展開。宮尾のパスを受けたHO原が開いたところに抜け出して好走、トライ(初出場で初トライ)。伊藤コンバージョン成功 早21-5慶

33分:こぼれ球を伊藤ドリブル、ゴール下にトライ。伊藤キック成功 早28-5慶

37分:佐藤のジャッカル。宮尾が即座に始めようとするも焦りすぎてノックオン。手を合わせてゴメンする宮尾がかわいらしい

38分:伊藤のキックが慶應ごる間際でタッチ。50:22で早稲田ボールに

39分:早稲田ラインアウトからモール。慶應がボールに絡むも佐藤がもぎ取って今日2つ目のトライ。伊藤キック成功 早35-5慶

 

後半

44分:キックの応酬から伊藤のノックオン慶應スクラム。早稲田ペナルティ。タッチ46分:慶應ラインアウトからモール、キャッチから一気の電車道NO8福澤トライ。中楠コンバージョン成功 早35-12慶

52~53分:早稲田ペナルティ。ラインアウト→モールHO原田トライ。中楠コンバージョン成功 早35-19慶

64~66分:慶應怒涛の攻め、早稲田スクラムペナルティ、モールコラプシングと劣勢、しかし慶應攻めきれず、インゴールドロップアウト。これを確保した慶應再び攻めるも早稲田ボールとなったところで反則を犯してしまう

69分:早稲田PKからラインアウト、久富ハイパントに松下がナイスなタックル、ボールを奪い、FL前田が全身、そこから素早い展開を続け、久富の突っ込み、宮尾飛び込んでトライ、今季6トライ目。小泉コンバージョン失敗 早40-12慶

75分:慶應ラインアウト→モールHO原田トライ。中楠コンバージョン成功 早40-26慶

82分:中楠見事なキックパス→鬼木。位置取りが見事。中楠キック成功 早40-33慶

 

早稲田

解説の二人も指摘していたことだけど、スクラム、モールのディフェンス、そして長田キャプテン、SO伊藤が退いた後のゲームコントロールがが早稲田の課題として残った。

後半は大事なところでボールを失うことも多く、かなり慶應に押された。

長田キャプテン「とにかく勝ててよかった。いいトライもとれた。後半は勝利を信じて見ていた。課題を修正して明治に挑む」

河瀬「前半はいい入りができたが後半うまくいかない時間が多かった。キャプテンが抜けていたこともあって修正できなかったことが課題。後半バテた、まだまだ」

 

慶應

ラインアウトからのモールが大きな武器となることが実証された。次の帝京戦、戦術を徹底して、ひと泡吹かせてほしいなと思う。最後の攻撃でトライ、キックを成功させたことで勝ち点1をゲット、大学選手権出場を決めた。