スペシャリスト

3月8日に「2」が放送される、
草なぎ君主演の刑事ドラマ。
脚本・戸田山雅司

面白い。よくできてる。
シリーズ化、考えてるな。


【みどころ】
冤罪で10年服役していた元警察官が、刑事に復職!?
“犯罪者の心理を知りつくした”スペシャリストと
“被害者に寄り添い、犯罪を憎む”「おばさん刑事」―――
そんな二人が異色のタッグを結成!!

 これまで、ドラマ・映画・舞台などでさまざまな役柄を演じてきた草彅剛が、異色の刑事役に挑む!
 草彅が演じる刑事・宅間善人(たくま・よしと)はただの刑事ではない。京都府警広報課に勤めていたが、殺人未遂罪で懲役15年の判決を受け、刑務所に服役。しかも服役10年目にして冤罪が判明して出所してきた、という「元・受刑者」刑事なのだ!
犯罪者の心理を知る元受刑者が京都府警の刑事に!?

 出所後、京都府警に復職した宅間に用意された職は新設されたばかりの「特別捜査係」の刑事。宅間は、10年の服役の間に全受刑者の「犯行の手口」「犯罪に使う技能」「犯罪に走った背景や心理的傾向」…すべてをデータとして記憶に焼き付け、いわば犯罪に精通した“スペシャリスト”になっていたのだった。
 この能力に目を付けた京都府警上層部が彼を戦力として復職させたのか?と思いきや、「特別捜査係」に集められていたのは元捜査一課のおばさん刑事・姉小路千波や元捜査二課の松原唯子、元警備部の堀川耕平、そして元鑑識課の猪熊佐千夫ら、能力は高いが府警各部署のお荷物メンバーばかり。個性的な“スペシャリスト”達はいったいどこに向かうのか!?
2人のスペシャリストが出会い、京都を揺るがす連鎖殺人に挑む!

 その「特別捜査係」の中で善人の相棒にあてがわれたのは、“おばさん刑事”の千波。
 彼女は男所帯の捜査畑で裏方仕事をこなしてきた苦労人だが、捜査への思いは人一倍強い女性。同じ警察官だった夫が事件に巻き込まれ殉職したという経験を持つため、千波は誰よりも被害者の気持ちに寄り添える刑事として熱い思いを持ちつづけているのだ。そんな“おばさん刑事”千波を演じるのは、南果歩
 シリアスからコミカルまで幅広い作品に出演する南が『被害者の心を知る』スペシャリストとして、草彅演じる『犯罪者の心理を知る』スペシャリスト・宅間とタッグを組むことになる。
 事件への向き合い方が真反対の二人。それゆえ最初は反発しあう二人だが、京都を揺るがす連鎖殺人事件と、その事件が抱える闇に向き合ううち、二人の間に大きな変化が芽生え始める…

個性豊かなスペシャリストたちが挑む、異色の刑事ミステリーにご期待ください!

草彅剛コメント
 僕が演じる宅間善人という男が、冤罪で10年間刑務所に入っていて、『犯罪者の心理を知るスペシャリスト』になっている、という設定も面白いですし、次々に起こる事件の犯人が誰なのか、というワクワク感もすごく面白いと思います。
 宅間自身のキャラクターもつかみどころのない性格だし、事件に対しても熱心なのか熱心じゃないのかもわからない。真意がどこにあるのかも謎、というところに魅力を感じています。
 さらに、事件を解決していくプロセスもセオリー通りじゃないんです。ちょっと裏の方法を使ったりとか…。そういう意味でも、今までの刑事ドラマとはひと味もふた味も違ったテイストで楽しめるのではないでしょうか。
 南果歩さんとのコンビにも注目していただきたいですし、もちろん僕の初の刑事役にも期待していただければ嬉しいです!

【ストーリー】
 琵琶湖の畔にある『滋賀中央刑務所』からひとりの男が出所した。
 男の名前は宅間善人(草彅剛)。10年前に殺人未遂罪で逮捕・起訴され懲役15年の判決を受けて刑務所に服役していたが、事件から10年たった今、意識不明だった被害者が突如目を覚まし、自分に暴行を加えたのは宅間ではないと証言。10年前の事件の冤罪が証明され、晴れて出所することとなったのだ。
 刑務所を出た宅間の前に、京都府警副本部長の高倉紀一郎(大杉漣)が現れる。事件当時、京都府警広報課に在籍していた宅間を再び京都府警に復職させ、『特別捜査係』という、仰々しい名前は形だけの閑職を作ったのだった。

 実は宅間は『犯罪者の心理を知る』スペシャリスト。服役中に犯罪者の「犯行の手口」「犯罪に使う技能」「犯罪に走った背景や心理的傾向」…すべてをデータとして記憶に焼き付けた、という特異な能力を持つ、いわば犯罪に精通した人物なのだ。
 『特別捜査係』には元捜査一課のおばさん刑事・姉小路千波(南果歩)をはじめとした個性的なメンバーが集められていた。千波は宅間とは真逆で、被害者に寄り添い、犯罪者を憎むタイプの熱血刑事。捜査一課よりも自由に犯罪捜査ができるようになる、と意気込んで『特別捜査係』にやってきた千波は、閑職という現実にがく然とする。
 さらに、宅間とタッグを組むことになってしまい、ひと癖もふた癖もある宅間という男の存在に、千波らは終始イライラ…。
 元捜査二課の松原唯子(芦名星)、元警備部の堀川耕平(平岡祐太)、そして元鑑識課の猪熊佐千夫(佐戸井けん太)といった同僚、上司たちもひと筋縄ではいかないスタッフが集まっていた。

 そんな折、事件捜査への意欲に溢れる千波が、捜査一課で未解決の4つの殺人事件を『特別捜査係』に持ち込んでくる。一見、まったく無関係に見えたこれらの殺人事件だったが、宅間はある法則を発見。宅間と千波はその推論をもとに、反発し合いながらも事件解決へと突き進んでいく!

宅間 善人(38)/草彅 剛

京都府警広報課に勤める事務職の警察官だったが、10年前に殺人未遂容疑で逮捕。懲役15年の実刑判決を受けて刑務所に服役していたが、実は冤罪であった―という、類まれな経歴を持つ男。宅間は服役の間、全受刑者の犯行の手口・技能・背景や心理的傾向…すべてをデータとして記憶に焼き付けており、何よりも「罪を犯す人間の切実な心理」について知り尽くした犯罪のプロになっていた。その“特異な能力”に目をつけた府警上層部の企みにより宅間は刑事として復職。かくして、元犯罪者&服役囚(ただし冤罪)という超異例な経歴を持つ「犯罪者の心を知り尽くしたスペシャリスト」刑事が誕生した。

姉小路 千波(48)
姉小路 千波(48)/南 果歩

特別捜査係の主任。元・捜査一課。一課では女性ということで捜査の最前線に立つことができず、悔しい思いをしてきた。15年前に同僚と結婚、娘を出産も夫が殉職。以来、女手ひとつで茜を育てるため、男ばかりの刑事部で地味な裏方仕事を黙々とこなして来た。見た目は絵に描いた“ザッツおばさん”だが、実は性格は生真面目&几帳面、刑事の仕事に強い誇りを持つ。宅間とは逆に、本来の刑事の発想として「被害者の心に寄り添うスペシャリスト」。

松原 唯子(29)
松原 唯子(29)/芦名 星

特別捜査係の刑事。以前は捜査二課で政治家の選挙違反や贈収賄などを担当していた。京大出身、頭の回転が早く、数か国語に堪能。どんなに忙しくてもスーツを着こなし、メイクも怠らない仕事の出来るいい女。だが、あまりにスキがなさすぎて、男はかえって敬遠してしまう。でも外見はクールビューティだが中身は干物女

松原 唯子(29)
堀川 耕平(33)/平岡祐太

特別捜査係の刑事。以前は警備部でSPをしていた。根は優しい性格なのだが、人とのコミュニケーションが苦手なため誤解されやすく、喋る時もぶっきらぼうな物言いで警備部では孤立していた。仕事は確実にこなす努力家だが、自分のことは滅多に語らないため、周囲からは評価されにくい。風貌に似あわず、格闘技全般にたけている。

猪熊 佐千夫(55)
猪熊 佐千夫(55)/佐戸井けん太

別捜査係の係長。元鑑識課の主任。本来なら鑑識課長になっていてもおかしくない経歴と勉強家なのだが、出世に興味がなく万年主任。おっとりとして、でしゃばらない性格が災いして最近ではリストラ候補の窓際族。人を使うことも大の苦手で、それゆえ、係長ではあるが、捜査の指揮は主任である千波まかせ。

北本 正紀(31)
北本 正紀(31)/斎藤 工

京都府警本部、広報課サイバー犯罪分析室のチーフ監視オペレーター。宅間に頼まれて、捜査に協力することになる。ネット上の様々な犯罪に関連する書き込みなどを監視し、時には刑事部と共に捜査にもあたる。時が止まっていた宅間や、アナログな千波に対して、サイバー空間のスペシャリスト。

高倉 紀一郎(58)
高倉 紀一郎(58)/大杉 漣

京都府警副本部長。弁護士の日暮雄介の朋友。日暮の勧めで宅間の特殊能力を知り、特別捜査係を新設、出所した宅間善人を刑事として復職させる。表向きは特別捜査係は本部内の余剰人員用の監獄だと言ってのけるが、その裏には、日暮にも明かしていないある隠された目的があるのだった。

姉小路 小枝(75)
姉小路 小枝(75)/江波杏子

千波の夫・竹彦の母。千波にとっては姑。竹彦と死別した後、刑事になった千波とともに孫の茜を育てた。現在は京都市内の町家で下宿屋を営み、千波と茜もそこに同居している。茜に頼まれ、宅間の境遇にも同情して、宅間を下宿させることになる。

姉小路 茜(17)
姉小路 茜(17)/宮武美桜

千波のひとり娘。女子大生。宅間善人と同じ大学、同じ心理学科で犯罪心理学を学んでいる。ひょんなことから知り合った宅間に興味を抱き、宅間が母・千波にとって“史上最悪のバディ”だと知らずに祖母・小枝の下宿屋に誘う。

室町 美也子(38)
室町 美也子(38)/紺野まひる

旧姓は宅間。宅間善人の前妻。宅間の逮捕時、子供を身ごもっていたが服役を機に離婚。実家に戻り両親とともにひとり息子の法彦を育てる。

日暮 勇輔(58)
日暮 勇輔(58)/中丸新将

弁護士。いわゆる「ヤメ検」で、いまだに地検や府警本部には顔が効く。京都府警副本部長・高倉の朋友。宅間が服役後、再審請求を担当。面会を重ねるうち、宅間の人並み離れた“能力”を見抜く。冤罪で釈放後、高倉を動かして特別捜査係に宅間を復職させる。

【スタッフ】
脚 本
戸田山雅司

監 督
七髙 剛

プロデューサー
井圡 隆(テレビ朝日
船津浩一(テレビ朝日
西 勇哉(テレビ朝日
目黒正之(東映
和佐野健一(東映

制 作
テレビ朝日
東 映


ドラマスペシャル「スペシャリスト」DVD、ブルーレイ
【発売日】 2013年10月4日(金) ※レンタル同日スタート(レンタルはDVDのみとなります)
【価 格】 DVD 3,990円(税込)、ブルーレイ 4,935円(税込)
【発売元】 株式会社テレビ朝日
【販売元】 TCエンタテインメント株式会社