ゾディアック

久々に洋画を見た。
最近海外ドラマ、とくに警察ものを集中して見ているのでこれなら見られると思ったので選んでみた。

60~70年代のアメリカで起きたゾディアック事件を再リサーチし、デビッド・フィンチャーが映画化した作品。
フィンチャー作品というところも選択の理由。

ある映画評では「刺激的な作品群を世に送り出してきたフィンチャーが、本作では凝ったカメラワークや意欲的な演出を封印してオーソドックスに撮った」とあったが、映像のテンポ感はフィンチャーらしいなと思ったぞ。
最初2時間37分と知って「なげえ・・・」と思ったのは確か、しかし飽きなかったなあ。さすが。

事件ものでは、その事件の追跡を決意した登場人物の行動が生き生きと描かれることが多いけど、
この作品ではその誰もが翻弄され、悲しい人生を送っているところがキモ。
そこに「人生の意味って何よ」みたいなテーマがあるんだろね。勝手な解釈だけど。

次は「ベンジャミン・バトン」見るかな。