今日買った本(2023/3/5)

本日は、「おかやま文学フェスティバル2023」の『おかやま表町BOOKストリート 一箱古本市・古本市』に電車で出掛けた。

会場は、表町商店街。岡山県内の古書店、出版社のほか、県外の古書店、初めて出店する個人参加の方、頼まれての店番の方と、いろんな店主さんが参加していた。

こういうイベントでは、単なる古書ではなく、ある地域で買えないもの、印刷部数の少ないもの、出会いに感動を覚えるものを買うようにしている。

市をどんどん見て回るうちに、すべてのお店の名前を記録しておけば良かった…と後悔するのはいつものこと。

買った順ではないけれど、記録しておこう。

  • 「切手小論 stamp universe」text by Kouhei Morita

    • か細い郵趣家である自分にこの日一番刺さったリトルプレス。「切手」にまつわる、美術として、映画・文学とのかかわりについての考察、独自の視点のコラムと、読み応えある一冊。『おわりに』のページに書かれている、『「郵趣」ときいたとき、とてもマイペースなそのひとなりの時間というものを感じます』というくだりに、いたく共感したのでした。推薦書・参考文献・WEBサイト一覧を詳細に記載してあり、その情報もとても役に立つ。

      • 発行人:森田晃平

      • 2013年2月14日発行

      • 解説はここに詳しく載ってる

 

  • 「本屋の周辺Ⅰ AROUND THE BOOKSTORE」松永弾正
    • 『本屋旅行人』と称する松永さんが、WEB「BOOKSHOP LOVER」での連載をまとめ直した一冊。記事は、「そこに本屋があった記憶」を書き留めておこうという試み。北海道から鹿児島まで、16の書店の記事を収録している。その地に旅した時は足を運んでみようと思うが、その時にお店が続いていると良いな、と切に願う。

  • 「本と街を楽しむ雑誌 松本の本」第2号
  • 「本と街を楽しむ雑誌 松本の本」第3号
    • 特集『浅間温泉ものがたり』『本をつなぐ人たち』『”ワタクシ テキ マツモト“のすススメ』 
      • 2022年9月30日発行

 

  • 「サーベル警視庁」今野敏(ハルキ文庫)
    • 店名は忘れた。出店している青年が、出しているどの本で「一言解説します」というので、在庫をチェックし、この作品の解説をしてもらう。今野敏の作品談義をしばらくして、共感し合う。

 

  • 「鉄道落語 東西の噺家4人によるニューウェーブ宣言」古今亭駒次柳家小ゑん桂しん吉・桂梅團治(交通新聞社新書)
    • 出会いとしては、驚きを感じたのはこの本。古今亭駒次のオリジナル落語「鉄道戦国絵巻」を寄席で聴いたことがあり、その面白さに、動画や公演をちょくちょく探してはいたが、なかなか時間が合わず、足を運べず、2度目を体験できていない。それが心残りだったのだが、こうして、新書として刊行されていることはつゆ知らず。市に並んでいるのを見つけて、「えっ!!」と声を上げてしまった。書店主に、「この落語を聴いたことはありますか?」と思わず質問。暑苦しかったことだろう。。

 

  • 「岡山人じゃが」2012/2013/2022
    • 「おかやま文学フェスティバル2023」の、仕掛人の一人である岡山の出版社「吉備人出版」による地域総合文化誌。何冊かを持っているので、買っていない古めの号と昨年の号を購入。持っているのももう一度ちゃんと読まないとだ。
    • 発行:吉備人出版