死神の精度

原作>映画は、原作を先に読んだときのたいていの印象なのだけど、
もちろん、この作品でもそうだった。

自分は小説を読んでも映画も見てもあまり細部を記憶していない悪癖があるのだけど
今回はそれがかえってよかったかな。
彼女と彼女が同一人物であることを忘れてて、
それに気付いたときに不覚にも涙した。
そういう瞬間は喜びだったりするわけです。

全体で見ると蛇足感が否めない作品なんだけど、
藤木一恵の物語としてみると、なかなかの逸品になるという、評価の難しい作品。
でも、2回は見ないな。人に誘われたら見てもいいけど。